へっぽこぴーおばちゃんwakuwakuな時間

なんの取り柄もないまま還暦を迎えちゃったおばちゃんの独り言

【読書】小説8050

どもー、へっぽこぴーおばちゃんの昭和ねこです😸

 

最近は親が子を、子が親を殺めてしまうニュースを目にしない日がないというくらい多い。

事件の詳細が見えてこない。

通り魔的な事件も増えた。

街中で見ず知らずの人に襲いかかるって、どういうこと?

事件の詳細が見えてこない。

これには8050と呼ばれている「家庭」に問題がある様な気がして…

そんなことを考えている時に思い出した。

私の好きな新潮社の中瀬ゆかりさんが、林真理子さんに「8050問題」で本を書いてもらったという話。

その時は興味なかったけど、今はある。

今回も図書館で借りてきました。

 

歯科医の父親と従順な母親、優秀な娘、医師になるため有名中学に合格した息子。

中学2年の夏休みの終わりから息子は引きこもりになる。

ここから先はなんとなく想像できるが、やっぱり裏側は想像を超えていた。

引きこもりから7年…

いつかは自分の身が危ないかもと思いながら怯えていた父親が息子の為に闘う物語。

 

とてもリアルだった。

人間ってなんだろう?

家族ってなんだろう?

8050問題の家族が抱えているものは?

私は親になったことがないから今回も自然と子供の立ち位置で読んでしまう。

「父親が息子にどんだけプレッシャーかけんのよ」と、イライラしたり(笑)

 

いじめに関してはこれが現実なんだろうと。

昔とはいじめの質が違う。

 

読みやすいし、展開が気になってどんどん読んでしまい、絶望から再生へ。

重苦しい最後でなくてよかった。

 

ぜひ手遅れにならないように出来れば当事者の方には手に取って欲しい1冊。

これを読んだからって問題が解決するわけではないけれど。

 

誰かが悪いとかではなく、問題が起きてそれを「隠す」という事が最悪な事態を招いてる様に感じました。

 

今回の本はwakuwakuとはほど遠い内容だったけど、読み終わった時心に「希望」という言葉が光った様な気がしました〜✨💖

ではでは、素敵な1日を〜😸